年齢/職業(撮影時):
25歳/いな暮らし(お店自営業)
Pickup Voice:
「勇気がいるじゃないですか、これって」
おすすめの一冊:
『キスしたいって言ってみて』
著者/出版社:
デヴィッド・カリ (著), セルジュ・ブロック (イラスト), 小山薫堂 (翻訳)/千倉書房
この本を贈るなら誰に贈る?:
恋人…に贈れたらいいですねー。あとは、結婚した友だちにプレゼントしたい!
編集後記:
『素直であることの尊さ』
カフェを営んでいるという柔らかい空気をまとった女性が持ってきたのは、ちょっとドキッとするタイトルの本。以前自分のお店で開催した読書会で同じ著者の絵本を朗読していた知り合いから勧められたそうです。
ページをめくると、様々なキスのシチュエーションが可愛いイラストで描かれています。時には思わず赤面してしまうようなシーンも。「付き合いたての恋人に贈るのはちょっと難しいけど、大事な人と一緒に暮らすようになったときに、そっと本棚に挿しておきたい」、と彼女。口にするのは恥ずかしいことを、代わりに伝えてくれる。この本はそんな役割も果たしてくれそうです。
「でも」と、彼女は続けます。「恥ずかしいと思うことを素直に伝えるのも大事だなって、最近よく思います」。彼女のお店に来たお客さんが、ご飯を食べて「おいしい、おかわりしたい」と臆せず口にしてくれたことがとても嬉しかったのだとか。遠慮して口をつぐむのではなく、自分の感情をちゃんと伝えることの大切さに気がついたと言います。本の中の「恥ずかしがらずに言うよ」というセリフが、そんな彼女に響いたようです。
Interview text by Yui Shimura
キスしたいって言ってみて
なかなか言えない台詞。 |