年齢/職業(撮影時):
5歳/幼稚園児
Pickup Voice:
「彼の子供にも。(お父さん談)」
おすすめの一冊:
『A peanuts book featuring Snoopy (1)』
著者/出版社:
チャールズ M.シュルツ (著), 谷川 俊太郎 (著)/角川書店
この本を贈るなら誰に贈る?:
孫
編集後記:
『1冊の本が4世代をつなぐ』
お父さんと一緒に撮影に来た彼が持っていたのは、スヌーピーのコミック。アメリカの新聞に連載されていた4コマ漫画が英語のまま収録されており、各コマの横に載っている谷川俊太郎さんの日本語訳がとても印象的です。
実はこの本、お父さんが子どもの頃、実家にあったものなんだそう。漫画だから入りやすかったことと、英語と日本語が併記されていて勉強にもなるということで、何度も繰り返し読んだ思い出深い1冊とのことでした。
出版関係のお仕事をされているお父さんは、自分の子どもにもたくさん本に触れて、本を好きになってほしいという思いを持っているそうです。待ち時間に楽しそうにページをめくる彼を見ていると、お父さんの願いはちゃんと届くんじゃないかなと、なんだかこっちも期待してしまいます。
きっと彼はこれからたくさんの本に出会い、もっと好きになる本も出てくるでしょう。でも、お父さんからもらったこの1冊が、心のどこかに残っていてほしい気がします。おじいちゃんおばあちゃん、お父さん、そしていつか生まれる彼の子どもまで、4世代に受け継がれる本になればいいなと、淡い希望をひそかに抱いてしまうのでした。
Interview text by Yui Shimura
A peanuts book featuring Snoopy (1)
英語と日本語、両方で楽しめる! |