年齢/職業(撮影時):
37歳/美容師
Pickup Voice:
「地獄の人たちが一緒になって生活の中で探していくんです」
おすすめの一冊:
『極楽飯店』
著者/出版社:
雲 黒斎 (著)/小学館
この本を贈るなら誰に贈る?:
父親、これを読んで天国に行ってほしい。
編集後記:
『天国行きの切符』
火あぶり、釜茹で、針のむしろ……多くの人が「地獄」という言葉で想像する刑罰は、残虐でグロテスクなものでしょう。しかし、小説「極楽飯店」の主人公が落ちた地獄では、そんなイメージとは全く異なる快適な生活が待っていました。何不自由ない暮らしの中で、地獄の住民たちはそれぞれ天国に行くための修行を積まなければいけない。正解がない修行の中で、自分なりの答えを見つけていくということは、今まさに私たちが生きている現実世界そのもの……?
もともとはブログで連載されていたストーリーをまとめた1冊。連載時からファンだったという彼女は、もう1度いっきに読みたくて書籍も購入したのだそう。心理学に関心があるという彼女には、興味深いテーマだったのだと思います。最初に読んでから2年以上経つそうですが、未だに考え続けている「答え」。おそらく完璧な正解なんてないのだけれど、自分なりに腑に落ちる答えにいつか行き当たったら、彼女の行く先は「天国」に決まるのでしょうか
Interview text by Yui Shimura
極楽飯店
友人は筆者名だけで買いました。 |